グロックやM&Pなど各社実銃ハンドガンのマガジン残弾確認孔を比較する

射撃
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よくマガジンに弾を込めている途中で何発装填したか忘れてしまいますが、基本的に弾がこれ以上入らなくなったら装填は終わりなんで、今の時点でどんくらい装填しているかなんてどーでもいい事かも思うかも知れません。

しかし、マガジンをフル装填したと思って撃ったら弾が予想より少なく撃ち終わった、という事もよくあることです。

1911系のマガジンだと装填数だと7発か8発と少ないので装填途中で数を忘れてしまう事も少ないですが、グロックなどの今時流行りの樹脂製ハンドガンだと装填数が多いので数えないでひたすら一心不乱で弾を込めていくことが多いと思います。

装填がキツくなってマガジンになかなか入らなくなったので、もう終わったかなと思うと全然装填されていなかったりする場合も「あるある」ですので、装填が終わったかなと思ったら念のためにマガジンに設けられた残弾確認孔(Witness Holes)で確認することも多いでしょう。

と、言うわけで!?見やすい残弾確認孔を各社マガジンで比較してみました。

GLOCKのマガジン

グロックの残弾確認孔は各穴に数字が刻まれていて残弾数が分かりやすいです。下の写真のグロック22は15発装填できますが、ぱっと見で今の装填弾数がすぐに分かるかと思います。

グロック22の標準マガジンは.40S&W弾が15発入るので10〜13発辺りから装填するのがきつくなってきます。あまりに固く入りにくいので15発入ったかと思うと入っていなかったりすることはよくありました。

グロックは装填数が多いので途中で数え忘れたりするので残弾確認孔の確認はよくすることになるかと思います。

使用弾の異なるグロックを他にも所有していて同じような予備マガジンを多く持っているとごちゃ混ぜになる場合もありますが、使用する弾の種類が残弾確認孔と同じマガジン裏面に大きく刻印されているので判別しやすいと思います。

M&Pのマガジン

S&W(スミス・アンド・ウエッソン)社のM&Pは樹脂製ハンドガンではグロックのライバル的存在で法執行機関でも多く採用される信頼度の高い銃で一般向けにも人気があります。射撃性能、操作性、信頼性など常にグロックと比較されることが多いですが、マガジンの残弾確認孔視点で比較すると正直なところなM&Pマガジンは見難いです。

M&P9

M&P9、9mm弾使用のマガジンを見てみましょう。9mm弾が16発も装填出来るハイキャパシティなマガジンです。

残弾確認孔はグロックは全弾数に対して、M&Pでは偶数弾数のみ空いています。ということは奇数弾は見えないので実際に12発か13発なのか分かりません。

M&P45

次にM&P45、.45ACP弾使用のマガジンを見てみましょう。標準マガジンで.45ACP弾を10発装填することが出来ます。

残弾確認孔はマガジン裏面に3発目〜10発目まであり、番号も刻印されています。使用弾はマガジン正面に刻印されていますがこのマガジンはシルバー色で表面がテカるためには正直見難いです。

Wilson Combatの1911用マガジン

1911系用のWilson Combat (ウイルソン・コンバット)製の.45ACP弾マガジンは8発装填出来る。1911系にしてはこのマガジンは非常に見易い。

マガジン横に長細い穴が空けられているのでぱっと見ですぐに装填数が分かり、また表面がコーティングされているため触り心地も良い。

8発くらいなら無意識に頭で数えながら装填したり、途中で入らないほど装填が硬くなる事もないので実際に装填時に残弾確認孔で確認することは少ないだろうが、マガジンを銃から抜いた後の残弾確認としては見やすくて安全性が高いと言える。

Springfield Armoryの1911用マガジン

Springfield Armory (スプリングフィールド・アーモリ)製レンジオフィサー・チャンピオンの.45ACP弾のマガジンである。

クラシックなタイプのマガジンには総装填可能数が書いてなく、残弾確認孔にも数字がないため実際の装填数がぱっと見分かりにくい。

これは7発装填マガジンであるが、途中で硬くなる事もなく最後まで楽に装填出来る。オリジナルの1911は7発だが、最近は8発マガジンが多く出回っているので、7発かと思ったら8発入るとか、8発入るかと思っていたら7発しか入らない、ということがよく起きる。

7、8発装填程度ならそんなに硬くないので、装填した弾を上から指で押して確認すれば、装填完了したかすぐに分かるので残弾確認孔でわざわざ確認することも少ないかも知れない。マガジンを銃から抜いた後の残弾確認としては見難いので注意が必要だ。

Ruger SR1911のマガジン

Ruger製SR1911の.45ACP弾のマガジンである。写真が暗くて申し訳ない。クラシックなマガジンなのでこれも総装填可能数が書いてなく、残弾確認孔にも数字がないため実際の装填数がぱっと見分かりにくい。

SR1911はシリーズ70の1911を基にデザインされた銃であるためマガジンもクラシックタイプにしてあるのだがシルバー色でかつ装弾数は8発とオリジナル1911よりも1弾多いモダンクラシックなマガジンである。

Kimber Custom TLE IIのマガジン

Kimber社製Custom TLE IIの.45ACP弾マガジンはカスタムと言いながらもクラシックなタイプで7発装填仕様である。

1911カスタムとして人気のあるKimberの銃としてはマガジンもモダンにして欲しかったところである。。。

と思ったら、この写真のマガジンは8発仕様のようですっ。本来Custom TLE IIに付属されるマガジンは7発仕様のはず!レンタルで借りた銃なので別のマガジンが付けられていたのかも知れません。。。

※ 本記事は管理人が以前運営していた「GUN雑誌DIGEST」に掲載していた記事を加筆、修正したものとなります。

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