2016年に東京都江東区青海にある東京税関の「情報ひろば」に密輸入された品々が展示されており、銃もあるというので早速に見学に行ってきました。
ちなみに平日しか開いていませんが無料で見学出来ます。
中に入って密輸コーナーを探します。
ウホォ、ありました、ありました。
って思ったら残念ながら銃本体はモデルガンでした。恐らくハドソン製でしょう。薬莢もモデルガンのカートリッジでした。しかも何故かリボルバー用薬莢も混ざって展示してあります。
じゃあ何が本物かというと恐らくカートリッジの下に敷いてある特製腹巻だけかと思います。
気を取り直して次の銃へ。。。
コーヒー缶内に埋もれた拳銃だそうです。リボルバーのグリップが見えていて期待感が高まります。
。。。何でしょうか、これ。
チープでモナカ構造のフレームに「38 CHIEF S」って刻印されてます。
シリンダー・ラッチもないし、シリンダーの形も変です。銀玉鉄砲でしょうか?
もう何も期待もせずに次の銃へ。。
これは本の中を切り抜いて銃を密輸入しようとしたらしいです。
が、肝心の銃は本物ではありません。モデル名もよく分かりません。「SHOOTER」とか刻印されてますが何故かフレームに二箇所もネジ締めしてありますね。スライドは動かないと思われます。
これも銀玉鉄砲でしょうか?
次のこれはコクサイ製の金属モデルガンのようです。ある意味貴重と言えるでしょう。
考えてみると、この情報ひろばには係員は誰もおらず見学者は放置されているので盗難や事故を考えるとさすがに本物は置けませんね。
また、このコーナーの目的は密輸入の実物展示でなく、密輸入するために使われたツールを紹介することであると思われるため、本来はそれらのツールの展示だけで十分なのでしょう。ただ、それでは見学者に伝わりにくいため視覚的に分かりやすくするために参考例としてモデルガンで代用した、ということでしょう。
それも当然、いくらなんでも本物のコカインやらドラッグを置けるはずはありませんものね(これらの展示ではただの白い粉などで代用しているようです)。
でも、本物の銃が見れなくて残念。。
しかし、銃は本物ではありません的な注意書きがあってもいいと思うんだけどね。。
銃に興味がない人が見たら恐らく本物だと信じてしまうんじゃないでしょうか。
※ 本記事は管理人が以前運営していた「GUN雑誌DIGEST」に掲載していた記事を加筆、修正したものとなります。
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