見た目がほぼ同じのAK47とAKMライフル、どのようにして見分ければいいのか、簡単な見分け方を教えます!
そもそもAKMって何?
すっごく簡単に言うとAK47の後継版です。AK47 1型、2型、3型と続いて、AK47の諸問題を解決するためにAKMが開発されました。
↓の写真はロシア サンクトペテルブルクにある軍事博物館に展示してあったAKライフル達です。どれがAKMか分かりますか?
分かんねーよっ!
1番上から中国のTYPE56(56式)、2番目は東ドイツのAKM、3番目はAK47 3型。4番目はルーマニアのAKM、5番目はAKM、6番目の銃はハンガリーのAMP-69です。
。。。
大丈夫です。簡単な見分け方があります!
AKMの簡単な見分け方
1.レシーバーの窪み(凹部)形状
まずレシーバーのマガジン付近に下記写真のような窪み(凹部)があるかないかを確認します。
窪み(凹部)が、
ない → AK47 1型。
ある → AK47 2型、3型、AKM、TYPE56(56式)
窪み(凹部)があればAKMの可能性があります。
さらに窪みの形状が「楕円形」であればAKMかTYPE56(56式)、「長方形」であればAK47タイプ2、タイプ3かTYPE56(56式)となります。TYPE56(56式)はどちらのパターンもあるので注意が必要です。
窪み(凹部)の形状が「楕円形」ならAK47ではありません。
この時点でAK47を除外できます。
じゃあこれで決まりね。
あんがと。
もう一息です。
中国版AK47のTYPE56(56式)も「楕円形」なので、TYPE56とAKMの見分けも必要です!
2.フロントサイト形状
窪みが「楕円形」であればAKMかTYPE56(56式)ですが、簡単な見分け方としてはフロントサイト部の形状を見ます。AKMはフロントサイト部に開けられた穴がAK47、TYPE56(56式)と比べて小さく、フロントサイト形状も若干細くなっています。また写真では分かりにくいですが、TYPE56(56式)のフロントサイトは完全筒状になっています(他は半円形状)。
これらを押さえておけば簡単に見分けることが出来ると思います。
3.さらにとどめのトップカバー形状
先の2点でほぼ区別できますが、さらにとどめを刺しておきたいならトップカバー形状も見てみましょう。
もう細かすぎてくるわ
AKMとTYPE56(56式)ではトップカバー形状も異なります。TYPE56(56式)のトップカバーが凹凸もないのに対して、AKMは凹凸があります。
他にも細かい相違点が結構あるのですが、今回の趣旨である「簡単に」見分ける方法としては上記3点で十分だと思います。
AK47シリーズの特徴
これがAKMだ!
AKMは簡単に言うとAK47の改良型で後継モデルみたいなものと考えてください。見分け方はレシーバーとフロント・サイトを見れば分かります。AK47のレシーバーにはマガジン部辺りの上に長方形の窪みがありますが、AKMだとそれが楕円形に変わります。また、フロント・サイトもAK47は前後の幅が広く、AKMは前後の幅が狭くなっています。
これがAK47 3型だ!
AK47のレシーバーでマガジン上部にある窪み(凹部)が長方形の場合、2型か3型となります。窪み(凹部)がなければ1型です。とりあえず、窪み(凹部)が長方形であればAK47で間違いありません。問題は2型なのか、3型なのかの判別ですが、レシーバー形状が微妙に異なります。レシーバー後部と排莢ポート部の形状が異なりますが、これは2型の形状を知らないと判断が出来ません。今後1型、2型と3型の見分け方も記事にしたいと思います。
これがTYPE56(56式)だ!
AK47の中国生産TYPE56(56式)は、一見AKMに似ていますが、AKMと比べるとレシーバー上に被さっているカバーに凸部がない、グリップが木製、フロント・サイトの前後幅がAK47のように広い、レシーバーのマガジン上部にある窪み(凹部)が楕円形などが判別ポイントとなります。さらに銃剣がついていたらほぼTYPE56(56式)でしょう。
これが様々なAK達だ!
下記写真は色々なAK達の詰め合わせです。ショーケース一番下の銃以外はほとんどAKMと思われます。右ショーケースの一番上のAKはマガジン形状的にAK74っぽいですがマガジン以外はAKMっぽくもあり、良く分かりませんでした。
右ショーケースの一番下の銃はRPK軽機関銃です。真ん中ショーケースの下にある軽機関銃はPKMでしょうか?
AK47には派生型含めていろいろなモデルがあります。
博物館や射撃場のレンタル銃を見て、すぐにAK47, AKM、TYPE56などが見分ければ楽しくなってきませんか?
どーでもいいわ
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