2016年、海外営業でアメリカのテキサス州に行った話。空いた時間に何するべかとGoogleマップで「shooting range rental gun」と何気なく!?検索するとホテルの近くに良さげなガンショップが見つかったので早速に車を飛ばして撃ちに行ってきました。
Camp Perry Modelとの出会い
綺麗な内装のガンショップでしたがレンタル銃の種類はそれほど多くなく、とりあえず1丁しかなかった1911系ハンドガンを借りたらHi-Standard Firearms (ハイスタンダード・ファイヤアームズ)製の45口径1911、Camp Perry Model (キャンプ・ペリー・モデル)というものでした。
ハイスタンダード・ファイヤアームズ? 今まで聞いたことのなかったメーカーですがテキサス州ヒューストンにある銃メーカーのようです。メジャーなメーカーしか知らないのもいけませんね。
リアサイトがアジャスタブル・サイトで、シルバーのフレームにスライドが黒いツートーンの組み合わせは競技ピストル(マッチ・ガン)を思わせます。
Camp Perry Modelを撃つ!撃つ!!
45ACP弾を150発購入、、、箱でなく弾が50発入った袋を3つ手渡されます。。。
ん?さてはリロード弾か?
心配になって火薬量を聞くと230グレインとのことで、標準的な45ACP弾の量なので弱装弾じゃなくて一安心。まあ観光射撃場ではないアメリカのガンショップで弱装弾なんか渡すことはないと思いますが。
私の射撃癖で左下に着弾する傾向を踏まえ、今回は最初の50発を3、4ヤード付近にセットしたターゲットに撃ち込み着弾を見てトリガーの引き具合や引く指の位置を補正していきました。
ターゲットが近いので大きな穴が空きましたがやはり左下傾向ですね、これが距離が離れたら左下への散らばりが大きくなるのです。
修正もうまく出来たのか分からぬまま本番?で同じターゲットを12、3ヤード付近に移動して50発撃ち込みます。
左下傾向は完全には治りませんが改善しつつあると思います。最初の50発を修正に充てたのが良かったのでしょうか。
また同じターゲットを同じ距離(12、3ヤード付近)で50発を撃ち込みます。
残り3マガジンくらいからトリガーに置く指の位置を修正してよりも深くしました。とある射撃教本だと右に着弾傾向となる位置ですが功を奏したのか、すでに百何十発を撃ち込んで慣れてきたのか真ん中付近に、というか大きな穴が空いて着弾確認が出来ませんが、とりあえず左下への着弾は確認出来ずうまく当てれたかと思います。
排莢に難あり。射撃後はかなり汚れた
レンタル銃で酷使されてエキストラクターがヘタっているのか、リロード弾が糞なのか、排出された空薬莢が時々顔や腕に当たりました。1911というか他のピストルでもこんな事は初めてです。空薬莢が横ではなく後ろに飛んできます。しかもたまに凄く熱いのが来る!
シューティング・グラスにもバシバシと当たり、射撃場によっては普通の眼鏡をかけているとそのままでも撃たせて貰えることがありますが、割れるくらいの勢いです。眼鏡は割れたらシャレにならないので必ずシューティング・グラスをかけるべきですね。
下の画像で腕についている黒いのは空薬莢が当たった跡です。射撃後に石鹸でゴシゴシ洗うもなかなか落ちませんでした。
そして火薬カスもびっしりと。。。うーむ、、、結構吸い込んでいたかも知れん。。。
このCamp Perry Model、撃ちにくさはありませんでしたが、空薬莢が顔や腕に当たるのには参りました。
レンタル銃の宿命かも知れませんね、色々な人に使われて酷使されるからしょうがありません。もともと銃のレンタルをメインの商売にしているわけでもないのでこーゆーもんでしょう。
150発を30分足らずで撃ったのでスライド前部もかなり熱くなっていました。
私の親指と人差し指の付け根も赤く、皮膚も少し破れていましたた。
レンジ代、レンタル代、弾代150発で合計88ドルでした。たくさん撃てて気分爽快です (*^◯^*)
※ 本記事は管理人が以前運営していた「GUN雑誌DIGEST」に掲載していた記事を加筆、修正したものとなります。
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