【ぶらり実弾射撃】22口径 ルガー Mk.IV「ターゲット」をアメリカで撃つ

射撃
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ハンドガンを撃ったことのない妻が銃を持ちたいというので一緒にガンショップに行ってきました。

とりあえず最初は22口径で慣れてもらうかと、22口径ハンドガンでは定番のルガー社製Mk.IV (マークフォーと呼びます)を借りて撃ってみました。

ルガー社製Mk.IVとは

22口径ピストルでロングセラーのモデルで初心者向けに限らず精密射撃やプリンキング、小型動物の狩猟向けにも人気があります。

Mark(マーク)とは銃や軍用車両などのバージョンを意味して略してMkと記します。

さらにちなみに、IVはローマ数字で4、つまりMk.Iが初代で、Mk.IVはバージョン4な訳です。現時点2021年12月現在ではMk.IVが最新バージョンとなっています。このMk.IVからワンタッチで銃の分解が容易に出来るようになり清掃もしやすくなったと評判のようです。

そんなテイクダウンが容易になった最新のMark IVですが、実はリコールされています。

2017年6月1日より以前に製造されたものに欠陥が見つかったようです。

なんでもセーフティの切り替え(安全、発射)レバーを中間位置にしてトリガーを引くと弾は発射されないが、その後にレバーを発射位置にすると暴発するとのこと。

ちなみに22/45やハンター、タクティカル等全てのモデルが該当して、シリアル番号が401とWBRで始まる番号とのことですんで、どっかで撃つ機会があれば念のため確認しておいた方がいいかの知れませんね。

簡単にテイクダウンが出来てボルトが外せられるようになり好評だっただけに残念ですね。
その後が改修モデルが販売されているので暴発の心配はないようです。

ちなみに下はオーストラリアの観光射撃場で撮った、今回とは関係ないMark III(実際は22/45)です。鎖に繋がれて可哀想。。。
201505102122038ef.jpg

今回、「ターゲット」モデルを借りて撃ちました。ターゲットはプリンキング(的当て)向けのタイプで、他にも小動物狩猟向けの「ハンター」モデル、競技向けの「コンペティション」モデルなどがありますが用途関係なく見た目が好きなモデルを買えば宜しいかと思います。基本モデルの「スタンダード」以外は太く肉厚なバレルで、見た目もクール、クール宅急便です!?

↓1箱 50発入りを3箱購入。1箱$10位で9mmや45ACPなどと比べると断然安い。

折角だから!?銃雑誌のレビューっぽく感想を書いてみます(^^)

実射レビュー

Mk.IVのセーフティは左右両側にあるアンビタイプだ。セーフティ自体が小さく、グリップした時に人差し指の付け根辺りに当たることもなく不快に感じることもない。小さいが故に片手でセーフティをオン、オフしづらいが、そもそもプリンキング目的の銃で、実践的射撃、すなわちコンバット・シューティングのように「腰に付けたホルスターから抜いて、片手でセーフティをオフ、相手に向けて撃つ」というシチュエーションがなければ全く問題にならない。

マガジンは装弾数10発で最近のポリマーフレームの銃と比べると物足りない。非ポリマーフレームの1911系ハンドガンでも22LR弾より遥かに大きい45ACP弾にも関わらず8発は入るので、正直2倍は入って欲しいところ。しかしながらカリフォルニアなど銃規制に厳しい州ではマガジン装弾数に制限があり、そのような州では10発までとしているので、メーカーとしては10発マガジンを標準としているのだろう。

Mk.IVは発砲時にはスライドではなくボルトが後退する。弾がなくなるとボルトが後退位置でロックがかかり、停止する。開いた排莢口から薬室(チャンバー)がハッキリとよく見えるので弾有無の確認も容易だ。ボルトは左側についているリリースレバーでロックを解除できる。またボルトを後方に引っ張って離すことでも解除できる。

リアサイトは上下左右に調整可能、ターゲットモデルはフロント、リアサイト共に白ドットはなく、集光ファイバーもない。

銃左側にマガジンを取り出すためのマガジン・リリース・ボタンが付いており、ブタンを押すとマガジンがスプリングの力でピョンっと飛び出してくる。

さあ、能書きはいいから撃ってみよう!
↓ ターゲットを10M先に設置

↓ プチプチとマガジンに鉛剥き出しの22LR弾を入れていきます。鉛で手が汚れます。くれぐれも手を舐めないようにしましょう。

↓ 持ち方、構え方を教えて、撃つ!撃つ!!ちなみに発砲炎はiPhoneのバーストモードを使って、「撃つ前~撃った後」を連続して撮影すると簡単に撮れますよ♪

↓ ターゲット2枚使用して150発撃ちました(写真は1枚だけ)。

総評

初めての人でも、22口径であれば10mの距離でもまとまって当てることが出来る撃ちやすい銃です。

9mmや45口径と比べるとリコイルはマイルドだが、やはり22口径と言えどもそこは実銃、軽量な銃であるためしっかりとグリップしなければ銃は跳ね返り、弾は真っ直ぐには飛んでいかない。疲れることなく撃ち続けられるが、やはりマガジン装弾数10発は少なく、トリガーハッピーになる手前で弾切れとなるので正直ストレスは溜まる。。

さて、妻にこの銃の感想を聞くと、22口径もあって非常に撃ちやすい、とのこと。しかしながら、護身用で鞄やポーチに入れておける銃が欲しい、って。
ルガーMK.IVだと長すぎるのでもう少しコンパクトな銃が希望であったよ。

私はルガーMK.IVは好きだったのに。。

※ 本記事は管理人が以前運営していた「GUN雑誌DIGEST」に掲載していた記事を加筆、修正したものとなります。

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