【ぶらり実弾射撃】メルト処理が格好いいキンバー Ultra CDP

射撃
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2016年、テキサス州。銃好きの知り合いとテキサス・ロードハウスというステーキ屋で夕食のサーロインステーキをガッツリと食べてから我々は射撃場へと向かった。

仕事を通じて知り合った我々は私がよく出張で来るたびに彼のコレクションの銃を撃たせてもらっているのであった。

さて、奴は今日はなんの銃を持ってきたのか。

Kimber Ultra CDP との出会い

彼がゴトリと射場のテーブルに置いた銃はキンバー (Kimber) CDP、刹那私に衝撃が走る。思わず「おおっ!」と声を上げた。海外銃雑誌を見ていて広告で見るたびに欲しい!撃ちたい!と思っていた憧れの銃であったからだ。

フルサイズでないコンパクトサイズのUltra CDPで、かつ初期モデルのシリーズ1であったそんなことはどうでもいいのだ。とにかくCDPってついていれば大満足である。

CDPはCustom Defense Packageの略である。全ての最高の機能を詰め込んだ銃というコンセプトで作られた銃である。

ちなみにこの記事で掲載している銃の写真は、知り合い借りた銃なのでシリアル番号を画像処理で消している。また写真の背景も事情によりモザイクかけているのでご了承いただきたい。

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当時の海外銃雑誌の裏表紙にはCDP IIの広告がよく掲載されており、そのサテンシルバー&マットブラックのツートーンと、メルト処理されたスライドとフレームの滑らかさ、洗練された印象を受けるローズウッド木製グリップの組み合わせに魅せられていた。

さすが高級ブランドのキンバー、べらぼうに格好良くかつ高価なピストルを出してきたもんだと当時は思ったもんである。

そんな高級銃なので射撃場のレンタル銃に使われるはずもなく撃つ機会はないだろうなと考えていました。

しかしCDP(シリーズ1)とCDP II(シリーズ2)って何が違うか気になる方がいるかと思うが

Kimber Ultra CDP外観チェック!

コンパクトタイプはフルサイズと異なりバレル上部に溝が彫られています。詳しくないので知りませんがバレルが短すぎる故にこのような処理を行わないときちんと作動しないのかも知れませんね。

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フレームの両側にサム・セーフティの付いたアンビ・サム・セーフティが付いている。長めで操作性は非常に良くオンオフがし易い。

スライドはステンレス、フレームはアルミのようです。スライドのセレーションは後部に1箇所のみである。メルト処理されて角がなくなり丸くなったスライドは見ていて惚れ惚れします。ずーっとスライドを触って感触を楽しんでいました。

リアサイトは調整不可で固定式だ。

赤みがかかったローズウッドの木製グリップが渋い。フレームのグリップ部分にも滑り止めの溝が掘られていてグリップ性は高い。

位置調整可能なツーホールトリガー、滑らかな処理がされたビーバーテール、ワンホールのカスタムハンマー、親指を乗せやすいアンビセーフティはシルバーで黒いフレームによく映える。

Kimber Ultra CDPを撃つ!撃つ!

45ACP弾を1箱50発買って撃ってみました。

マガジンにプチプチと弾を込めて、マガジンを装填、右手で銃をグリップして左の掌でスライド後部を上から覆うように掴み、思い切り引いてスライドをオープンさせる。コンパクトなスライドなので銃口が近く慎重に行なった。

マガジンを装填してマガジン底部を左手でタップしてから、スライドリリースを解除する。

ガシャ!っと金属音がしてスライドが閉鎖する。

左手の掌で銃左側とグリップハンドの右手を覆うように押さえて銃口をターゲットの真ん中へと合わせる。銃口が近いのでサポートハンドに銃口炎が来ないか心配だ。

コンパクトのピストルでしかも45口径なのでさぞかし撃ちにくい、リコイルがキツそうだなと思っていたが、意外や意外、撃ちにくさは正直あまり感じなかった。

いや、最初はフルサイズと比べてガツンと大きなリコイルを感じ、何じゃこりゃ〜って思いましたが段々とコンパクト・ピストルの撃ち味に慣れてきたのかしっかりとコントロール出来るようになってからは撃ちにくいとかは全く感じなくなりました。

別にキンバーだからコンパクトでも撃ち易いという訳でもないでしょうが、他コンパクト・ピストルを撃ったことがないので実際コンパクトはどの程度撃ちにくいものなのでしょうか(人にもよるでしょうけど)。

しかし、。

射撃成績? まあだんだんと思い通りの位置に当てられるようになってきたかな、と。
まだまだ修行あるのみです。
今回はターゲットの写真はありません。

※ 本記事は管理人が以前運営していた「GUN雑誌DIGEST」に掲載していた記事を加筆、修正したものとなります

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