サウスカロライナ州カムデンの博物館で銃コレクションを見る

射撃
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銃が大量に展示されているというので、銃好きとしては是非観に行かねばと、意気揚々!?と米国サウスカロライナ州のカムデン市(Camden)にあるカムデン・アーカイブス・アンド・ミュージアム(The Camden Archives & Museum)を訪問しました。

カムデン市はサウスカロライナ州で2番目に古く、独立戦争や南北戦争でも戦場となった町でもあります。また競馬場やポロ競技場もあり馬に関わる産業が有名です。
綺麗な小さな町で青い空がよく似合う!

凄く小さな博物館です。入館料は無料ですが受付で名簿に名前を記入します。16時閉館のギリギリに訪問しましたが名簿を見ると本日は私含めて4人だけのようです。

メインの展示品はRose E. Beard, Jr氏から寄付された彼の銃コレクションです。彼が収集してきた大量の古今東西の銃を見る事が出来ます。

↓ 博物館の奥に銃展示室があります。

個人でよくここまで集めたもんだと感心するくらい銃が展示されていますっ!品目リストによると161丁のようです。フリントロック銃からWW2くらいまでの拳銃、ライフルが展示されていました。ハッキリ言って銃が多すぎて一丁一丁の有難味がなくなります!?

↓このようなガラス棚が6つ使用されて銃が展示されています。

↓ 珍しいLuger P08(ルガー P08)の派生型を見つけました。

2丁ともただのルガーP08ではありませんよ。番号147のルガーは1900「アメリカン・イーグル」ルガーです。なんじゃらホイ?アメリカン・イーグル・ルガーはドイツのDWM社がアメリカ市場向けに2000丁のみ製造した9mm拳銃です。
下に写っている番号153がスイス製30口径!のルガーです。
どちらもグリップセーフティが付いています。民間向けモデルだったのか知りませんがそんな事情もあるのでしょうかね。

↓ ルガーついでに、南部十四年式拳銃

海外ではジャパニーズ・ルガーとも呼ばれてしまう南部十四年式です。こちらは8mm弾を使用します。
さらにこの隣にルガー(Ruger)MKシリーズの銃があれば面白かったのにと思いました。
ちなみにドイツのルガー(Luger)とアメリカのルガー(Ruger)はスペルが違います。私も以前はよく間違えていました (*^_^*)

↓  パーカッション式ライフル。 個人的に前装銃が好きです。パーカッション式に限らずマッチロック(火縄銃)、フリントロック(石打式)などのマズルローダー(前装式銃)もたぁ~くさんっ!ありました。

↓ 特にパーカッション式リボルバーは私のお気に入りです。写真の銃はコルト・ネービーです。

ちなみに現在のアメリカではマズルローダーで黒色火薬を使用する銃は連邦法では「火器」とされず、購入も所有も容易なのです。それは現在でも製造されるレプリカも含まれます。もちろん州によって規制が変わりますが、身分証明不要で犯罪歴等の確認もないことから銃の購入や所持が出来ない人(犯罪歴がある人など)も持つ事が出来たりします。

ただし、パーカッション式リボルバー向けに現代式カートリッジが使用できるシリンダーに交換するキットが販売されているので、そのような改造を行った時点で「火器」となり、許可なく所持していると罰せられますので注意が必要です。

↓ ライフルで有名なサベージアームズ(Savage Arms)の拳銃!

サベージアームズは現在でも主に狩猟向けにライフルとショットガンを製造しているのでご存知の方も多いと思いますが、戦前は拳銃も製造していたんですね。左下はM1915、右下はM1917で両方とも32口径の拳銃です。ちなみに以前にロシアの博物館でM1907を見た事があります。
ちなみに真ん中(150番)はFN Browning M1922、その上(149番)はスペイン軍採用のAstra Military Model 600/43となっております~。

その他、ここでは紹介しきれない銃が膨大にあります。しかし数が多過ぎると一丁一丁じっくりと観察するのが疲れるので大変です。
(*´Д`*)

※ 本記事は管理人が以前運営していた「GUN雑誌DIGEST」に掲載していた記事を加筆、修正したものとなります。

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