22口径のエアピストル クロスマン Crosman 2240射撃レビュー

射撃
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アメリカでクロスマン社のエアピストルクロスマン2240(Crosman 2240)を購入しました。.22口径(5.5mm) ペレット弾を発射するCO2のエアピストルです。

最近は実弾の価格も高いこともあり射撃場にも行かなくなっているので、家の中でも撃てる空気銃を探していて価格が65ドルくらいだったので買ってしまいました~。
( ´∀`)

↓ 透明なパッケージに入っています。

箱出しレビュー

最大初速は460fpsとのことですが、この初速の参考となるペレットの重さが分かりませんが、一緒に購入したペレットの重さ12.96グレインで計算すると、m/sに換算して8.25Jですね。

米国Amazonでペレットを購入するも実際はH&N製のSport Wadcutter 13.73 Grainsをポチったのに、安価版!?のH&N製Excite Plinking Wadcutter 12.96 Grainsが何故か届きました。

まあ、競技に使うわけでもなく、また銃自体も.22口径で競技向けではないので良しとしましょう。ちなみに競技用ではエアピストルの口径は.177口径です。
ついでに予備のCO2カートリッジも買いました。

バレルとCO2カートリッジが入るシリンダー部は金属製となっており、実銃に近い重さを感じます。
グリップはプラスチックですが、交換可能です。いずれ木製グリップに交換したいと思います。
このクロスマン2240は結構カスタムパーツが出ているので自分好みにどんどん弄っていくことが出来ます。

↓ きちんとライフリングがあります

007のオープニングみたいですね。このライフリングによってペレットが回転して飛翔していくわけです!

↓ マガジンはなく、単発のボルトアクション式です。ボルトを引いてペレットを装填してボルトを閉じる、何故か妙に気持ちがいい。

グリップも握りやすくホールドしやすい形状だ。ただし、両手で構えるとサポーターハンド側が銃ボディに密着する面積が少ない。実銃と比べて反動もないようなもんだから片手で撃てってことですね!?

セーフティーはトリガー付近にある丸い突起物で、右側から押すと(左側に突起物が出る)セーフティー解除、左側から押すと(右側に突起物が出る)セーフティーオン状態になる。片手での操作は無理だ。

空撃ちでトリガーの感触を試すが、重めで、トリガーを引いた後にコツンと軽いショックを感じる。精密射撃には全く向いていないがプリンキング目的では十分だ。

照準は正直言っておまけみたいなものだ。個体差はあるだろうがリアサイトはネジ止めされているが微妙に動き、左右も微妙に対称ではない。フロントサイトの凸幅に比べてリアサイトの凹部の谷側に幅が広すぎるようにも思える。フロントの凸幅が狭いのか、どちらかだろう、と思ったらフロントサイトが微妙に傾いていた。ここは箱出ししたら調整が必要な箇所だろう。

まあ細かいことは抜きにして、実射だ!!

ブァシュッッ!!!!!!!!!!!!

。。。うるせぇ~~ (*´Д`*)

スッゲェうるせぇ~よ~。

家の中では反響してんのか想像以上にうるさい。アパートだもんで隣からクレームが来るかも知れない。もちろん実弾に比べれば全然マシだが、家でバカスカと撃つには注意が必要だ。夜間はハッキリ言って無理だろう。

隣人を気にしながら10mから5発撃ってみるが、隣人からのクレームを恐れて恐る恐る撃ったのでターゲットに集中出来なかった、というのは言い訳か。

↓ ターゲットも後ろ斜めに傾けて置いてしまったのでペレットの弾痕も茄子形になってしまった。

サイトを調整せずに黒点の真ん中を狙って、銃のグリップ下をテーブルに置いて固定するように撃ったがターゲットの右上方に中った。きちんとサイト調整すれば真ん中に集まるだろう。
この後、写真は撮っていないがきちんとターゲットを正面に置いて撃つと綺麗な円形の弾痕がついた。

防音対策でサプレッサーを付ける

せっかく買ったのに射撃音を気にしてバカスカと撃てないのも本末転倒、ということでサプレッサーを付けることにした。
YouTubeで調べるとクロスマン2240にはサプレッサーを付けるとかなりの消音効果があるようだ。

エアピストル、エアライフル用のサプレッサーと銃バレルに付けるアダプターも購入。

DonnyFL社のTANTEというサプレッサーですが面白い筒に収納されていました。またこの会社のロゴなんでしょうか?お相撲さんステッカー もおまけで入っていました。

↓ フロントサイトをトンカチでコツンと当てて外します。

↓ そしてアダプターを付けてサプレッサーを装着っ!

微妙にサプレッサーが上向きです??何度調整しても直りませんので仕様なのでしょう!?まあ無事にペレットがサプレッサー内部に当たらずに出てくれば良しです。
(*^_^*)

と、ここで大問題~~!

フロントサイトがありませ~ん。そりゃフロントサイトをさっき取り外したからないに決まっています。でも、それでは困るッ!

簡易フロントサイトを付ける

新たに買うとなると面倒だし、まあ今は撃てればいいから何かで代用しましょう。家の中を探すとメタルクリップが出てきました。そして3M社製の粘着フックも。。何かが閃きました。

↓ 材料

↓ メタルクリップに粘着フックを取り付けます。写真では分かりにくいですがフック部分がフロントサイトの凸部分の役割をするのです。

↓ バレルにメタルクリップを装着します。

↓ クリップの余計な部分は外しちゃいましょう。
 

↓ メタルクリップが左右対称ではないのか微妙に傾いていますが、簡易的な処置としてはまあまあでしょう。

フック部分が透明なのでマーカーペンで黒く塗ります。

さあ、これでようやく撃てる!!

防音対策後の実射

エアピストル10m用のターゲットを置いて、10mの位置からグリップをテーブルに置くようにして撃ってみます。ちょっと右方向に弾が流れます。

リアサイトを調整して、、フロントサイトが傾いていることもありリアサイトもそれに合わせて思いっきり左側に寄せて、撃ってはサイトの調整、撃っては調整を繰り返して10mでゼロインします。

はてさて、何故か急に弾がドロップする。サプレッサーの成果と思っていた射撃音もよく考えてみると異常に低い。やっぱりCO2がなくなってました~。(*^_^*)

ちょっとなくなるのが早いな。ちゃんと数えていなかったけどそんなに撃ってなかったのに~。

ちょっとCO2式のエアピストルが嫌いになってきました。CO2がなくなるタイミングが分からんし、撃っているうちに段々と初速が落ちていくのは致命的ですね。

コリャ、ポンプ式の方が信頼性がありますね。次はCO2式は買うのをやーめよっと。
と、すでに買ったばかりのエアピストルを悪く言うのでした。。
( ´∀`)

↓ CO2カートリッジを交換して、ターゲットも交換して、さあ本番!?
十発撃ってみよ~っとばかりに10mから撃ちました。

いいじゃな~い。いいよ、いいよ、上出来だ。
最初の三発が左上に当たりましたが、その後に狙いを修正、残り七発全てが黒丸内に収まりました。

やるじゃない、クロスマンのエアピストル。
( ´∀`)

結局ピストルスコープも付ける

やはり簡易フロントサイトでは照準調整が難しく、なんと言っても格好悪いっちゅーことで、Amazonで一番安いピストルスコープ、3/8 ダブテイル用スコープリング、そしてクロスマン用ダブテイルレールを購入しました。

(購入品)
ピストルスコープ: NcStar 2.5X30 Pistol Scope、 約$50
スコープリング: 360 Tactical- Pack of Two Scope Rings for 22 Cal/Air Rifle Medium Profile 3/8 Dovetail Mount 1″ Diameter Durable、約$10
ダブテイルレール: Crosman 459MT 2-Pc Intermount, 3/8 Dovetail、約$12

安いペレットガンが欲しくてクロスマン2240を購入したのですが、今では本体価格($65くらい)以上に外装代が掛かっています。。。

元々はCO2式で家で撃つと発射音がアホみたいにうるさかったので、サイレンサーとアダプタを買う。
そしたらフロントサイトが使えなくなってしまったので、スコープを取り付けるっと。。。
予想外の出費です (*´Д`*)

実は、今はCO2式が嫌でやっすいポンプ式や蓄圧式に買い替えたい気持ちも出てきていますが、この銃にここまで費用をかけたのですからしばらくは我慢です。。。

ともあれ、スコープが無事に付きました。

本当はスコープをもう少し後ろに付けたいのだけどもピストルの形状的に無理。
これで、ようやくまともに照準出来ます。

ピストルスコープを付けたらバランス的にバレルもロングバレルにしたいわね~。

今は7.5インチ長のバレルですが、社外品で14インチやそれ以上のバレルもあるがピストルとしては長過ぎるので10.1インチ長のバレルは似合うかも知れん。。
うーむ、お金がどんどん掛かる。。。

エアピストル射撃が10m射撃なので、別に10mの精密射撃をするつもりはありませんが、まあ10mでスコープをゼロインします。

スコープのレティクル線が微妙にクネっていますが中心点さえ分かれば問題ありません。

上下、左右の調整ノブはクリック感があり、きつめで、使用中にズレていく事はなさそうです。レティクル位置の微調整も問題なく、中国製の安モンですが上出来です。一応22 口径の実銃にも使えるのでその辺はしっかりと作られているのでしょう。

今のところ大きな問題ではありませんが、エアピストルのバレルがほんの少し反時計回り方向にズレることが分かりました。ダブテイルレールがバレルに直接付けられており、直にバレルにスコープを載せた格好となるので、エアピストルをテーブルなど固いところに置いてスコープが押された時など、バレルがズレてしまうようです。

まあ、何もしなければズレることはなく、ズレても反対側にスコープを押せば元通りの位置に戻るので問題ないでしょう。

スコープ調整でバカスカ撃つとすぐにCO2がなくなります。調整途中でだんだんと弾速が落ちて、ドロップ気味になっていくのでスコープ調整がやりづらい!!

これがCO2式が嫌いな1番の理由です。いつ弾速が落ちるのか分からんので信頼性がない!!

ようやくゼロイン調整が終わり、ターゲットを交換して10mから十数発連続して撃つ!撃つ!

最初の一発のみ黒丸から外れたものの残り全ては黒丸内、しかも8点以内に収まりました。このターゲットはエアピストル10m用の公式サイズと一緒です。が、エアピストル競技では.177口径(4.5mm)ですが、このクロスマン2240は.22口径(5.5mm)なのでターゲットへの貫通穴が大きくて10数発の弾痕がよく分かりませんね。。

ともあれ、ピストルスコープの威力は凄い。。。
とは言え、私がピストルスコープで撃ったものよりも、エアピストル射撃の選手がオープンサイトで撃った方がもっと凄いので彼らがいかに超人か分かりますね。

※ 本記事は管理人が以前運営していた「GUN雑誌DIGEST」に掲載していた記事を加筆、修正したものとなります。

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