アメリカを担当する海外営業において、顧客とのメール、電話のやり取りは必要不可欠ですが、SMS(ショートメール)を使えばさらに便利です。
ちなみにアメリカではSMSをText(テキスト)と呼びますので本記事でも以下「テキスト」を使います。
アメリカのテキスト(SMS)事情
アメリカの通話料金システム
アメリカは一般的に携帯電話からの通話料、テキスト送信料は月額料金に含まれているので、使わなくても使い過ぎても支払う月額料金は同じです。なので、通話とテキストは無料という感覚があります。データ通信料は、例えば3Gや6Gなど上限が決まっており、上限を超えたら追加通信料が発生する仕組みが多いです。
日本や他国では通話やテキスト送信を使えば使うほど使用料金が上がっていくため、LineやWhatsAppなどのメッセージアプリの使用ユーザーが多いですが、アメリカでは前述した理由からそのようなアプリを使用せずに普通にテキストでやり取りするのが一般的です。
また、iPhoneユーザーであればビデオ通話であればFace Time、テキストでもiMessageがあり、Androidユーザーであればビデオ通話であればGoogle Meet、テキストでもAndroidメッセージがあるので、わざわざLineやWahtsAppなどのメッセージアプリをインストールしてまで使う必要はないと考えているかもしれません。
とにかく一般的にアメリカ人はメッセージアプリではなく、テキストでのやり取りが多いと考えてください。
アメリカではスパム電話が多いですがスパムテキストも多いです
国際通話、国際テキスト送信は有料
しかしながら、アメリカから国外への通話、テキスト送信は別途通話料がかかります。
また、相手が契約しているプランによっては海外通話そのものが出来ない場合もあります。主にプリペイド式が多いですが、ビジネスではそのような格安プリペイド携帯を使う人が稀でしょう。
営業活動でテキストが役立つ場合
すぐに連絡を取って回答を貰いたい場合、早くメッセージを伝えたい場合などです。
例えば、
- 電話をかけたがつながらない
- 電話をかけたら会議中だった
- メールだといつ読んでくれるのか分からない
- すぐに読んでもらって返事をもらいたい
などなど。
特に直ぐに返事がほしい場合に有効な手段です。
テキストは気軽なのでよく使ってしまいます。相手も気軽に返信し易いかと思います
メリット
メールと異なり、すぐに読んで貰える可能性が高く、早い返信を期待できることが一番のメリットでしょう。
相手への伝達の早さとしては、
1 電話
2 テキスト
3 メール
4 手紙!?
の順番ですので電話が繋がらない、朝早い、夜遅い時などテキストは重宝します。
また、相手が会議中での返信してくれる場合もあります。例え返信内容が「後でかけ直す」だったとしても、相手にアクションを起こさせたことが重要です。
デメリット
メールと異なり、やり取りの履歴が残りません。実際にはデバイスに残っているかも知れませんが、送信日時や送信者、送信先、CC、メッセージ内容などの履歴を保存できず、証拠資料として使えないと思います。
相手に対して、伝えた、伝えていない、などのトラブルにもなりますので、重要な事項はメールを使って記録として残しようにしましょう。
また、相手がiMessageなどインターネット通信を利用したメッセージアプリが使えないなどの場合、日本携帯電話と現地携帯電話間でテキスト送受信を行なうと国際通話料金が発生します。アメリカの顧客にとってはテキストのやり取りのたびに通話料が発生するので嫌がられて返信してこない恐れがあります。
顧客には迷惑をかけないが営業の基本ですので国際通話料金が発生するテキストの使用は避けたほうがいいでしょう。
またビジネスでテキストを嫌う人もいますので見極めも大切な営業スキルです。
テキストに対しては返信しない!と注意を受けたことがあります
日本にいながらアメリカとテキスト送受信する方法
日本携帯電話からテキスト送信
基本的に日本に住んでいる場合、アメリカの携帯電話番号が持つことが難しいですが、その場合下記3パターンとなります。
- 相手が国際通話料金を負担することを承知でテキストする
- iPhone同士であればiMessage、Android同士ならAndroid メッセージを使う
- 相手にメッセージアプリをインストールしてもらう
私的には相手に国際通話料金を負担させる方法は全くお勧めしません。
相手にメッセージアプリをインストールしてもらう場合は、WhatdAppがお勧めです。アメリカでの利用度も比較的高く、インストールするだけですぐに使用出来る手軽さがあります。LINEは利用者が非常に少なく、認証などの設定に手間が掛かるのでお勧め出来ません。
しかしそれでも相手にインストールさせる負担を与えてしまうのであまりお勧め出来ません。
アメリカ携帯電話からテキスト送信
アメリカの携帯電話を持っていれば、相手がメッセージアプリを持っていなくてもテキストが送受信出来ます。相手に国際通話料金の負担は一切発生しないので気軽にテキスト送信出来ます。
アメリカ携帯電話を持つにはアメリカに出張した時などに現地で購入する必要があります。
プリペイド携帯電話は避ける
格安プリペイド携帯電話は身分証明書なしでWalmartなどで手軽に購入出来ますが、国際通話が出来なかったり、オプションで国際通話出来ても国際ローミングは出来ません。
つまり日本で米国プリペイド携帯電話を使おうとしても国際ローミングに対応していないので通話自体が出来ません(圏外になる)。
お勧め携帯SIM Google Fi
アメリカで一般的なキャリア携帯電話を契約するには基本的にはアメリカに在住して、アメリカの身分証明書、例えば運転免許証が必要ですので、出張者は購入することが出来ません。
しかし、いわゆる格安SIMのGoogle Fiであれば身分証明書なしで購入出来るのでお勧めです。BestBuyで購入出来たり、eSimが使えます。
Google Fiは国際ローミング可能でかつ非常に安い通話料です。またデータ定額制ですがアメリカ以外でも適用されるので、日本でデータローミングを使用してもデータ上限までは追加料金が発生しません。
仮に欧州に出張に行ったとしても現地でデータ上限までは使えるので便利です。
デメリットとしては最低でも月額$20 (2023年4月現在)かかってしまうことです。
アプリで米国電話番号からテキスト送信
アメリカの相手が同じメッセージアプリがなく、あなたが米国携帯電話を持っていない場合、それでも私は顧客担当者へのテキスト送信で相手に国際通話料金を負担させないようにしてきました。
どうやって?
世の中には便利なアプリがあるのです。
例えば、Nextplusというアプリ。アメリカの電話番号が持てて、通話もテキストも可能です。私も実際に使っていました。
お勧めアプリ Nextplus
Nextplusは米国携帯電話番号が持てて、テキストも送れるアプリです。きちんと相手先にはあなたの米国携帯電話番号でテキストが届きます。日本の050電話も見習ってほしいところです。
注意点として通話は料金がかかります。
しかしテキスト送受信は無料です。
また、日本だと050番号発信はIP電話番号と分かってしまいますが、このアプリではアメリカで実際に使われているエリア番号で電話番号が貰えます。
エリア、つまり都市を選べるので、例えばハワイ ワイキキのエリア番号を使って電話番号も取得可能です。仮にハワイのエリア番号の電話番号を取得した場合、相手側には送信者のエリア名が表示されるので注意が必要です。
無料でテキストが送受信が出来る優れたアプリですが、一週間に一回は通話もしくはテキストを送信しないと電話番号が抹消されます。
その場合は新たな電話番号を入手すればいいのですが、毎回異なる電話番号だと相手も混乱します。
ずっと同じ電話番号を使い続けたいなら料金を支払うことで可能です。
2023年4月現在、$4.99で1年間同じ電話番号が使えるプランがありますが、自動更新なので止める場合はキャンセルする必要があります。
無料で相手のアメリカ電話番号にテキストが送れて余計な国際通話料金もかからないのでお勧めです。
まとめ
以下まとめます。
- アメリカではSMSショートメールをText(テキスト)と呼ぶ
- アメリカではiPhoneやAndroid 標準付属のメッセージアプリ以外の利用は少ない
- アメリカでは主にテキスト使用が一般的
- アメリカから日本にテキスト送信すると国際通話料金が発生する
- 日本から相手に国際通話料金を負担させるテキストでもやり取りは避けるべき
- 日本で米国携帯電話を持つ場合はアメリカでGoogle FiのSimを購入するのがお勧め
- アプリをインストールするだけで米国電話番号が貰えてテキストを無料で送受信できるNextplusがお勧め
今回はアメリカ編となりましたが、営業としては使えるツールを多く持つことは成功に大きく寄与するものと思っています。
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