これから海外営業員として世界、特に欧米を飛び回る人に向けた先輩海外営業員!?である私からのアドバイス記事です。欧米では日本人よりも体が大きく背も高い人が多いので威圧感を感じて萎縮してしまう人もいるのでぜひ参考にして頂ければと思います。
また欧米の都市部ではない田舎のほうに行くとアジア系が珍しいのか、明らかに自分達とは異なる人が来たというように警戒されてジロジロ見られたり、目を合わせようとしないことや、明らかに見下してくることもあります。
ビジネスの世界でも比較的小さい会社だと社長がそのような態度を取ってくることも珍しくはありません。
残念ながら海外に行けばそのようなことは日常茶飯事なのです。ここでショックを受けたり萎縮してしまう人がいますが、そのような欧米人と渡り合うには心構えが大切です。
心得
態度は堂々と、かつ笑顔で!
態度は堂々と、かつ笑顔で、自信を持って相手の前に立ちましょう。
心理学的にアダルトな態度で接すると相手もアダルトな態度になるようです。落ち着いた話し方を意識して、ふざけず、感情的にならず、常にアダルトな態度でいましょう。
そして話す時には相手の目を見て話しましょう。心理学的にも誠実感、信頼感を与えることが確認されています。ただし、相手がストレスを感じるように見つめ続けるのはよくないので挨拶や大切なポイントを話す時に目を合わせた方がいいと思います。
日本人は顔の表情が欧米人と比べて分かりにくく相手に不安を感じさせてしまう場合があるので、笑顔が忘れないようにしましょう。またヘラヘラした笑顔にならないように素敵な笑顔だと感じた人の笑顔を真似するといいです。鏡を見て自然な笑顔の練習もお勧めします。
体を大きく見せる!
欧米の多くのビジネスマンは体を鍛えています。体がしっかりと作られていると自己管理が出来ている印象を与えて相手に信頼感を与えます。健康的に見える体と病的に見える体では相手に与える印象が全く違います。運動していなくてもしっかりと健康に運動している印象だけは与えましょう。
金融の世界ではどうか知りませんが欧米の製造業の世界では体の大きさが正義!?と考えてもいいかも??
とは言え筋トレもしていないし、体も小さいし、どーすんじゃい!という人もいますのでその場合は常に胸を張ることで相手に自信が伝わります。
ポイントは自分の乳首を相手に見せる感じで胸を突き出してみましょう。スーパーマンのように胸を突き出すのです。やり過ぎるとおかしく見られるので鏡で自然な感じを練習することをお勧めします。
冬ならYシャツの下に厚手の下着を着ると体が大きく見せることが出来ます。特にユニクロの「超極暖ウルトラウォームヒートテッククルーネック」は暖かくて、かつ体を大きく見せることが出来るのでYシャツの下着にお勧めです。
前髪は垂らさない!眉毛は剃らない!
個人的な意見ですが欧米人と商談などで会う時には前髪を垂らすのはやめた方がいいと思います。日本人に多い髪型ですが、前髪を垂らすと弱々しく見られて男らしさを感じられません。
また髪型によっては年齢も若く見られてしまい、プロフェッショナルとして見られない可能性があります。ビジネスマンとして成功するなら髪の毛も短い方がベターです。
眉毛を剃って整えることもお勧めしません。このような眉毛は欧米では誤解を与えやすいので気をつけましょう。
握手は力強く!
握手は強いグリップ(強く握手する)と覚えておいてください。特にアメリカでは力強いグリップが非常に重要です。
たかが握手と思ってはいけません。握手は相手に信頼を与える重要な儀式ですので、強く握れば握るほど相手に信頼感を与えることが出来ます。フニャッと柔らかい握手はNGですので覚えておきましょう。
相手に「お、力強いグリップだな。知ってるね〜、やるね!」と思わせたら相手もあなたを認めてくるでしょう。
コツは相手と握力勝負をしていると意識しながら相手の目を見ながら握手すると良いです。とにかく「握手は力強く」が鉄則だと覚えておきましょう。
服装は綺麗で相手より1ランク上!
服装は相手よりも1ランク上を意識して、常に清潔感を出して服装も綺麗にしておきましょう。
靴も必ず磨いてピカピカにしてください。相手が洗練されたビジネスマンなら必ず足元を見てきます。上は上品なスーツにも関わらず靴がボロボロでは二流のビジネスマンとして見られてしまいます。
商談に限らず普段での生活でも意識しておくといいかも知れません。大人の男なら休日に外出でもTシャツは避けてみるなど、意識することで内面からシャキッとするのが分かってくるか思います。
相手の態度を変えさせるコツ
相手が何となく失礼な態度であったり、何となく眼中にないような態度であった場合、相手の態度を変えさせたり、自分への認識を改めさせるコツがあります。
自分の強さを見せつけろ!
これは鉄則ですので覚えておいてください。
最初にガツンと強さを見せる!
相手よりも優れたところを最初に見せて認めさせるのです。ガツンと最初に強さを見せつけて自分の強さを認めれば相手の態度がガラリと変わるものです。
ガツンと強さってなんじゃい!と思われるかと思いますがなんだっていいのです。要は相手が「なかなかやるね」と思ってくれればいいのです。
例えば計算力でもいいです。打ち合わせ中や雑談の中で出てきたある寸法について、その場ですぐにノートに書いて計算して寸法を伝えたら明らかに態度が変わったこともあります。簡単な三角関数の応用でしたが製造現場でも意外と計算出来ない人もいるので「こいつ、なかなかやるね」となりました。別にプログラミング知識でもなんでもいいのです。
体を鍛えていて筋肉に自信があるなら見せつけましょう。意外に筋肉モリモリだと気づくと「やるね〜」となるものです。
また時事ニュースでも正確に理解して自分の意見を伝えてディスカッション出来ると「こいつは話せる奴だ」となったりするわけです。ここでのポイントは正確な数字。年数でも金額でもパーセンテージでも約○○ではなく、25.4%や1995年など細い数字や正確な数字で伝えると「こいつはやるね〜」となるのです。
常に最新の情報を得るために日経新聞、現地新聞は購読すべきだと思います。今はアプリ購読出来るので海外の新聞も気軽に読むことが出来ます。日々、業界の情報を収集して加工した情報を持っておくと便利です。
相手にとって重要でかつ自分が敵う部分見つけてガツンと披露すると認めてくれる場合があるので自分の得意とする武器を持っておきましょう。
失礼な相手には凝視して許して最後は笑顔
例えばレストランのウイトレス、日本人が珍しいのじゃたまに変な態度をとってくる場合もあります。何か変な態度をとってきたら相手の目を凝視して注文したり話すと良いです。
相手に凝視することで「あなたは失礼なことをしているのですよ」と暗に伝えるのです。凝視であって「ガンをつける」のではありません。くれぐれも眉間に皺を寄せないように。
堂々として態度で凝視してゆっくりとハキハキと話しましょう。
そして堂々と話した後に、笑顔を見せるのです。これは「許し」です。相手が自分をどう思っていようが自分の中で相手を許すことで自分が感じた感情を落ち着かせるのです。
そして話し方のトーンも変えてフランクにするのもいいでしょう。その後はずーっと笑顔で接してあげてください。
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